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「反抗」の意味と使い方や例文!「反逆」「対抗」「抵抗」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
反抗

【読み方】
はんこう

【意味】
さからうこと。長上や権威・権力などに従わないこと。

【語源・由来】
「反」は「逆の事をする。対立する。逆。」
「抗」は「張り合う。手向かう。さからう。」

【類義語】
歯向かう、抵抗、反意、敵対、反撃、反発、抗う

【対義語】
服従、帰服、帰順、降参、迎合

反抗(はんこう)の使い方

ともこ
健太くん。何だかイライラしているわね。何かあったの?
健太
別に。
ともこ
反抗期なの?
健太
別に。関係ないだろう。

反抗(はんこう)の例文

  1. 上司に反抗的な態度をとる。
  2. 彼は上司の指示に反抗して首になった。
  3. 息子の 反抗に手を焼いている。
  4. 健太くんは母親に反抗的だ。
  5. 教師の説教は生徒の反抗心を煽るだけだった。

「反抗」と「反逆」「対抗」「抵抗」との違いは?

反抗」に似てる語に「反逆(はんぎゃく)」「対抗(たいこう)」「抵抗(ていこう)」があります。

「反抗」と「反逆」の違いは?

反逆」は、権威・権力などにさからうことをいいます。

反抗」も「反逆」も、逆らうことをいいます。

しかし「反抗」は、従わないというニュアンスが強いです。

対して「反逆」は、「反抗」よりも強く逆らうことをいいます。

「反抗」と「対抗」の違いは?

対抗」は、
①互いに勝利を争うこと。互いに張り合うこと。
②私法上、当事者間で効力の生じた法的関係を第三者に主張すること。
③競馬・競輪などで、本命と優勝を争うと予想される馬や選手。

という意味です。

反抗」は、さからうことをいいます。

対して「対抗」は、争うこと、張り合うことをいうので、似ていますが意味が違います。

「反抗」と「抵抗」の違いは?

抵抗」は、
①外部から加わる力に対して、はむかうこと。さからうこと。
②すなおに受け入れがたい気持ち。反発する気持ち。
③流体中を運動する物体が流れから受ける、運動方向と逆向きの力。
④「電気抵抗」の略。

という意味です。

反抗」も「抵抗」も、手向かうという意味があります。

しかし「抵抗」は、他からの力に張り合い、それを退けようとすることに重きを置いた意味です。

対して「反抗」は、権威や権力に逆らおうとすることに重きを置いた意味です。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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