【二字熟語】
変転
【読み方】
へんてん
【意味】
状態・情勢が移り、変化してゆくこと。
【語源・由来】
「変」は「それまでとは別の状態になる。かわる。かえる。」
「転」は「うつる。うつりかわる。」
【類義語】
推移、変遷、変動
変転(へんてん)の使い方
時流の変転が激しくて、続けることが難しい時代になったね。
こんな時代に老舗の暖簾を守っている企業ってすごいわよね。
伝統とか文化とか、変転に負けずに残っていって欲しいものってあるよね。
淘汰されて消えるのもまた止めようがないことだけど、残すべきものは残したいわよね。
変転(へんてん)の例文
- 仏教では、万物はすべて変転し生滅するもので不変のものは一つとしてない。
- 我々は、変転極まりない時代を生きています。
- 運命は、想像もしない方向へと変転していった。
- 日本とロシア両国間の度重なる国境の変転が、アイヌの人々に居住地の移転を強いた。
- 容疑者の供述は変転していった。
「変転極まりない」とは?
「変転」を用いた表現の一つに「変転極まりない(へんてんきわまりない)」があります。
「変転極まりない」の「極まりない」とは、この上なくはなはだしいという意味です。
「変転極まりない」とは、状態・情勢が移り、この上なくはなはだしく変化してゆくことをいいます。
【例文】
- 彼の人生は、変転極まりないものだった。
- 彼の政治感覚では、変転極まりない世界情勢に対処しきれなくなった。
- 変転極まりない外交の時代に、弁舌や礼法に優れ、各地を巡って外交政策などに影響を与えた人物を説客と呼んだ。