姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「包括」の意味と使い方や例文!「包括的」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
包括

【読み方】
ほうかつ

【意味】
全体をひっくるめてまとめること。

【語源・由来】
「包」は「一まとめにする。ひっくるめる。」
「括」は「ばらばらのものを一つにまとめる。」

【類義語】
総合、総括、統括、一括

【対義語】
個別、限定

包括(ほうかつ)の使い方

健太
慣れた地域で、能力に応じ自立した生活を続けることができるように地域包括医療が求められているね。
ともこ
地域包括医療が実践されれば安心よね。
健太
万が一リハビリが必要になっても、退院後もフォローしてもらえて安心便利なシステムなんだって。
ともこ
人口減と高齢化が急速に進む現代に必要なシステムよね。

包括(ほうかつ)の例文

  1. 包括遺贈とは、財産内容を指定せずに行う遺贈のことをいいます。
  2. 逮捕監禁罪など、数個の犯罪が成立しているように見えるが、包括的にその全体を一個の犯罪とするものを包括一罪と呼ぶ。
  3. 財産を構成する権利義務のすべてを包括して一つとして扱う場合、包括財産という。
  4. 企業会計で、当期純利益と純資産の増加分から資本取引の増減分を除いたものと足したものが包括利益です。
  5. 既存の諸理論を包括する新しい理論を発表した。

「包括的」とは?

包括」を用いた表現の一つに「包括的(ほうかつてき)」があります。

包括的」とは、「全体をひとつにまとめているさま。全体に及ぶさま。」という意味です。

【例文】

  1. 日本に生息する植物を包括に解説した本です。
  2. 両国の同盟は、グローバル包括的戦略同盟としてさらに発展していくでしょう。
  3. 包括的核実験禁止条約が1996年国連総会で採択されたが批准せず未発効となった。