【二字熟語】
猛威
【読み方】
もうい
【意味】
風や流行病などのたけだけしい勢い。
【語源・由来】
「猛」は「はげしい。程度がひどい。」
「威」は「いきおい。人を恐れさせる力。」
【類義語】
猛烈な勢い
猛威(もうい)の使い方
1918年、スペイン風邪が猛威を振るったのよね。
最初の患者はアメリカだったのにスペイン風邪っていうんだよね。
6億人が感染したっていわれているわよね。
人類はウィルスとの闘いだね。
猛威(もうい)の例文
- インフルエンザが全国で猛威を振るっている。
- 台風の猛威を目の当たりにした。
- 猛威を振るったペストは終息したが、どうしてなのかは明らかになっていない。
- こうしたことを考えれば、産卵期の魚がとくにやられたのは不思議ではない。組織中に蓄積されていた致死量のDDTがそのとき猛威を振るったのだ。(レイチェル・カーソン、沈黙の春)
- もう、落葉松の林径に出ているのであったけれど、雨はますます猛威をたくましくして、落葉松の梢は風に吹き折られそうに、アカシヤは気味わるいほど、葉裏をひるがえして、風に揺られ雨に痛振いたぶられていた。(菊池寛、貞操問答)
「猛威を振るう」とは?
「猛威」を用いた表現の一つに「猛威を振るう(もういをふるう)」があります。
「猛威を振るう」とは、もの凄い勢いで力が及ぶことをいいます。
【例文】
- 感染力の強いオミクロン株が猛威を振るっている。
- ヨーロッパでは熱波が続き、山火事が猛威を振るっている。