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「容喙」の意味と使い方や例文!「差し出口」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
容喙

【読み方】
ようかい

【意味】
くちばしを容れること。横合いから口を出すこと。

【語源・由来】
喙(くちばし)を容れる意。

【類義語】
差し出口

容喙(ようかい)の使い方

健太
母さんが友達とのけんかに容喙したせいで厄介なことになったんだ。
ともこ
大人が子供の喧嘩に容喙してはいけないわよね。
健太
心配してくれたんだろうけど、大抵、余計にもつれてしまうんだよね。
ともこ
相手の親が容喙してくる前に解決しないとね。

容喙(ようかい)の例文

  1. 広津氏は私の所言に対して容喙された。容喙された以上は私の所言に対して関心を持たれたに相違ない。(有島武郎、広津氏に言う)
  2. 彼がそう言ったのは、なんらかの希望があってのことではなくて、その紳士の主張が癇にさわったからにすぎない。それほど、その主張には、容喙を許さぬ断定的な響きが籠もっていた。(カフカ、城・上)
  3. 米英は「支那事変処理」に容喙したり、妨害したりしないよう日本側は求めた。
  4. 権力の腐敗を防ぐための外部から監視する機能を持つマスコミと司法に対して、政治家として容喙することは厳に慎んできました。
  5. 役人は、他省庁の役人が容喙してくることを嫌う。

「差し出口」との違いは?

容喙」に似ている語に「差し出口(さしでぐち)」があります。

差し出口」とは、「分を超えて口出しすること。さしいでぐち。」という意味です。

容喙」も「差し出口」も、口出しすることをいうのでほぼ同じ意味で使われます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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