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「様態」の意味と使い方や例文!「容態」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
様態

【読み方】
ようたい

【意味】
①物のありかたや行為のありさま。
②文法で、そのようなようすが見られるということを表す言い方。動詞などに助動詞「そうだ」を付けて言い表す。
③デカルト・スピノザ以来、事物の本質にかかわる属性と区別された、事物の偶然的な属性。様。様状。状態。偶有性。

【語源・由来】
「様」は「ありさま。」
「態」は「身や心の構え。広く、ありさま。ようす。」

【類義語】
様相

様態(ようたい)の使い方

健太
発掘した遺跡から、そこに住んでいた人たちの生活様態や健康状態が分かるんだって。
ともこ
すごいわね。
健太
僕たちも数千年後に発掘されて研究されるかもしれないね。
ともこ
健太くんが博物館に展示される日が来るかもしれないのね。

様態(ようたい)の例文

  1. 都市の様態が変わる。
  2. 日本中にそれは存在するが、様態はさまざまだ。
  3. 部の活動様態やレベルは部に一任されているが、概ね優勝な成績をおさめています。
  4. 海難事故は、複合的要素が絡み、個々に様態が異なります。
  5. 現在のような様態になるまでに紆余曲折があった。

「様態」と「容態」の違いは?

様態」に似ている語に「容態(ようだい)」があります。

容態」は「ようたい」とも読みます。

また、「様体」「容体」とも書きます。

容態」とは
①人の姿かたち・ようす。
②病気のぐあい。病状。
③物事のありさま。状況。
④もったいぶること。気どること。

という意味です。

様態」も「容態」も物事のありさまをいう語です。

しかし、「容態」は、主に人の身体のようすや、病気の具合をいうことに用いられますが、「様態」にその意味はありません。

様態」は物、「容態」は人に対して使われます。