【二字熟語】
燎原
【読み方】
りょうげん
【意味】
野原を焼くこと。
【語源・由来】
「燎」は「山野を焼く。」
「原」は「はら。」
【類義語】
火の燃え広がった野原
燎原(りょうげん)の使い方
SNSってすごいよね。
燎原の火のように、またたく間に世界に広がっていくもんね。
時差や国境なんて関係なく、一瞬で拡散するなんて最強ツールだよ。
悪いことをしたら一瞬で広がるから、健太くんは気を付けてね。
燎原(りょうげん)の例文
- 物価高騰は燎原の火のように広がり、国民の生活苦をもたらした。
- 門前の雀羅蒙求を囀ると説く先生あれば、燎原を焼く火の如しと辯ずる夫子あり。(芥川龍之介、骨董羹)
- 諸王は国中に臨きて、京に至るを得る無かれ、と云えるは、蓋し其意諸王其の封を去りて京に至らば、前代の遺孽、辺土の黠豪等、或は虚に乗じて事を挙ぐるあらば、星火も延焼して、燎原の勢を成すに至らんことを虞るるに似たり。此も亦愛民憂世の念、おのずから此に至るというべし。(幸田露伴、運命)
- 国民の怒りは暴動となって、燎原の火のように広がった。
- キリスト教は、燎原の火のように世界中に広がった。
「燎原の火」とは?
「燎原」を用いた表現の一つに、「燎原の火(りょうげんのひ)」があります。
「燎原の火」とは、防ぎようがないほど勢いが激しいことをいいます。
【例文】
- 新型コロナウィルスは、燎原の火のごとく蔓延した。
- 革命の火の手は燎原の火のごとく国内に広がった。
- 戦火は燎原の火のように、アジア全域に広がっていった。