「略奪」の意味と使い方や例文！「掠奪」との違いは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
略奪

【読み方】
りゃくだつ

【意味】
かすめうばうこと。むりやり奪い取ること。

【語源・由来】
「略」は「他の領分に踏み込み、奪い取る。」
「奪」は「他人のものを力ずくで抜き取る。うばう。」

【類義語】
強奪、奪略

【対義語】
奪回、奪還

略奪（りゃくだつ）の使い方

最近まで海賊が実在したんだよね。

回転ずしの社長のおかげで激減したそうよ。その海域の水産物の品質の良さに気付き、略奪しなくても生きて行けるよう仕事を作ったらしいわ。

すごい社会貢献だね。

自社の利益にもつながるんだから、一石二鳥よね。

略奪（りゃくだつ）の例文

1. だども俺ずるいよ。自分でもごまかして、他人のごまかしまで略奪して生きてゐるで無えか。（有島武郎、骨）
2. GHQによる重要文化財の略奪を恐れて、多くの刀剣が一時的に神社に奉納された。
3. ピラミッドに納められていた貴金属を略奪され、歴史的遺産が散逸した。
4. ウクライナで、ロシア軍の兵士による略奪があったという。
5. 治安が悪化し、あちこちで強盗略奪が行われるようになった。

「略奪」と「掠奪」の違いは？

「略奪」は「掠奪」とも書きます。

元々は「掠奪」と表記されていましたが、「掠奪」の「掠」は、常用外漢字であることから、「略奪」と表記されるようになりました。

「略奪」と「掠奪」は同じ意味です。