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「該当」の意味と使い方や例文!「当該」との違いは?(類義語・対義語)

該当の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
該当

【読み方】
がいとう

【意味】
その条件・事例・資格などにあてはまること。

二字熟語の博士
「該当」という言葉は、特定の条件や資格にピッタリ合致することを指すんだよ。
助手ねこ
ああ、わかったわ。それは、あるルールや条件にちゃんと合ってるってことやな。

例えば、「この仕事に応募するには、経験が必要や」って言われたとき、経験がある人は「該当する」ってことになるんやね。

【語源・由来】
「該」は「枠の全体にぴったり当てはまる。」
「当」は「あてはまる。道理にかなう。」

【類義語】
適合

【対義語】
非該当、対象外

該当(がいとう)の解説

カンタン!解説
解説

「該当」という言葉は、何か特定の条件やルール、資格などにちゃんと合っていることを示すんだよ。もっと簡単に言えば、あるルールや基準に「ピッタリ合う」ことを「該当する」という風に使うんだ。

例えば、学校で先生が「昨日の宿題をやった人は手を挙げて」と言ったとき、宿題をやったなら、「宿題をやった人」という条件に該当するってことになるんだよ。

また、スーパーで「リンゴを3つ以上買った人は割引がある」というセールが行われているとしよう。リンゴを4つ買った場合、「3つ以上のリンゴを買った人」という条件に該当するので、割引を受けられるんだ。

「該当する箇所に丸をつける」っていうのは、これは何かの文書や資料で、特定の条件や基準に合っている部分、つまり「該当する部分」に、目立たせるために丸をつけるということを意味しているんだよ。

つまり、「該当」とは「条件や基準に合致すること」を表す言葉なんだ。日常生活や学校、仕事場など、さまざまな場面で使われる便利な言葉だよ。

該当(がいとう)の使い方

健太
台風の進路の影響で、該当する試合の延期が決まったんだって。
ともこ
遠くから来ているファンにとってはつらい決定ね。
健太
選手とファンの安全のためだからしょうがないよね。
ともこ
遠くから来たファンは台風で帰れないだろうから、明日に延期になったら一番いいわよね。

該当(がいとう)の例文

例文
  1. 該当する項にチェックを入れてください。
  2. 該当者はこちらの部屋に入ってください。
  3. この条件は、僕やともこちゃんには該当しない。
  4. 一等は該当者がいなかったため、キャリーオーバーになりました。
  5. あのひとも、あのひとのお父さんも、もちろんこの罪に該当するでしょう。(ディケンズ、二都物語)

該当の文学作品などの用例

  1. ・・・理髪店はそれらの型に該当しない頭髪の客を断ることを申し合わせたと・・・ 織田作之助

  2. ・・・、ひそかにその天才に該当するような人間を捜しあるいたものであった・・・ 太宰治彼は昔の彼ならず

  3. ・・・ョンが多少でも事実に該当するとした時に血液成分中に含まれるいかな・・・ 寺田寅彦鐘に釁る

「該当」と「当該」の違いを解説

該当」に似ている語に「当該(とうがい)」があります。

当該」とは、
①そのこと。そのもの。
②そのことに当たること。その受持ち。

という意味です。

該当」も「当該」も、当てはまることをいいます。

しかし「該当」は、ある条件や資格に当てはまることをいいます。

対して「当該」は、「当該官庁からの通達」のように、名詞に冠して用いられ、それに関係があるという意味で使われます。

二字熟語の博士
「該当」と「当該」、この二つの言葉は似ているけれど、意味は少し異なるんだよ。まず「該当」は、何か特定の条件や資格などにぴったり当てはまることを指す言葉だね。例えば、年齢制限があるイベントで、その年齢に当てはまる人を「該当者」という風に使うわけだ。

一方で、「当該」は話題に上がっている具体的な事柄や物に直接関わることを指す言葉だ。それがちょうど、そのもの、という意味で使われるんだ。また、特定の担当や役割を持つことも表すことがあるよ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。「該当」は「これにピッタリ当てはまる!」っていう感じで使うんやな。たとえば、「30歳以上の人が対象」みたいなときに、30歳以上の人は「該当する」ってことになるんやね。

「当該」は、今話してるものやことに直結してるって感じの言葉やな。例えば、話の中で出てきた商品や人について、「当該の商品」や「当該の人」と言ったりするんやな。それと、特定の仕事や役割を持つ人やものを指す時にも使われるんや。めっちゃ似てるけど、ちょっとずつ違うんやな!

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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