【二字熟語】
誤信
【読み方】
ごしん
【意味】
まちがって信じること。
【語源・由来】
誤って信じる意。
【類義語】
盲信、勘違い
誤信(ごしん)の使い方
最近、実在する企業名をかたって、携帯電話のSMSに架空の未払い料金があると誤信させる詐欺が増えているんだって。
私のSMSにも、それらしいメッセージがたくさん来るわよ。
未払い料金があると誤信させて、コンビニでカード型の電子マネーを購入させて、ID番号を送らせてだまし取る手口なんだってね。ともこちゃんは騙されていない?
私が騙されるわけがないじゃない。私の携帯電話の番号が流出していることに怒りを覚えるけれども、無視しているわ。
誤信(ごしん)の例文
- 周囲の事情から合法と誤信したというが、それを営業としている星の場合、誤信ですむであろうか。(星新一、人民は弱し 官吏は強し)
- その他の府県でも、山に一本足の怪物がいるという説は多いが、単に雪の上の足跡から、推測しうべきことではもちろんなかった。すなわち実験以前から、そういう言い伝えがすでにあったので、誤信ながらもそれにはまた、別途の説明があったのである。(柳田邦男、山の人生)
- 健太くんは、男装していたともこちゃんを男性だと誤信していた。
- 菊水一号作戦の戦果と第三十二軍地上総反攻決行とを信じ、米軍に動揺の兆があると誤信した連合艦隊は、四月九日も引続き総攻撃を継続し、米艦船を〝全滅〟させようと次のような電命令を発した。(角田房子、一死、大罪を謝す)
- 性別によって受験者を差別し、一律に減点する不公平な入試手続きをとっていたにも関わらず、そのことを隠し公平公正に選抜してもらえると誤信させたと原告側は主張した。
「誤信」と「誤認」の違いは?
「誤信」に似ている語に「誤認(ごにん)」があります。
「誤認」とは、違うものをそうだと誤って認めることをいいます。
「誤信」も「誤認」も、あやまってという意味があります。
しかし「誤信」は、あやまって信じること、「誤認」は、あやまって認めることをいいます。