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「実態」の意味と使い方や例文!「実態が伴わない」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
実態

【読み方】
じったい

【意味】
実際のありさま。実情。

【語源・由来】
「実」は「そらごとでない。本当。本当の事柄。」
「態」は「身や心の構え。広く、ありさま。ようす。」

【類義語】
実情、事情

【対義語】
想像、推測

実態(じったい)の使い方

ともこ
健太くん。自由研究は何をするの?
健太
生徒全員にスマホの利用時間を聞き取り調査して、スマホ依存の実態を明らかにしたいんだ。
ともこ
皆協力してくれるかしら。
健太
謝礼を出さないと駄目かなあ。

実態(じったい)の例文

  1. 天下りの実態を調査する必要がある。
  2. 高校野球トップクラスのチームの運営実態を明らかにする。
  3. モバイルオーダーの利用実態について調査を行う。
  4. 遺品や資料をもとに、戦争の実態に迫る。
  5. このとき、札幌に一週間ほどいたが、何も掴めずに帰ってきて、小説を書くとき大いに苦しんだ。しかし、苦しんだ分だけ、実態に近いことが書けたような気がしている。(吉行淳之介、犬が育てた猫)

「実態が伴わない」とは?

実態」を用いた表現の一つに「実態が伴わない(じったいがともなわない)」があります。

実態が伴わない」とは、実際の状態がない、実際にはそうなっていないという意味です。

【例文】

  1. 株価だけが異常に上がり、実態が伴わない好景気だ。
  2. 実態が伴わないエコを謳ったグリーンウォッシュが増えてきた。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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