【二字熟語】
実態
【読み方】
じったい
【意味】
実際のありさま。実情。
【語源・由来】
「実」は「そらごとでない。本当。本当の事柄。」
「態」は「身や心の構え。広く、ありさま。ようす。」
【類義語】
実情、事情
【対義語】
想像、推測
実態(じったい)の使い方
健太くん。自由研究は何をするの?
生徒全員にスマホの利用時間を聞き取り調査して、スマホ依存の実態を明らかにしたいんだ。
皆協力してくれるかしら。
謝礼を出さないと駄目かなあ。
実態(じったい)の例文
- 天下りの実態を調査する必要がある。
- 高校野球トップクラスのチームの運営実態を明らかにする。
- モバイルオーダーの利用実態について調査を行う。
- 遺品や資料をもとに、戦争の実態に迫る。
- このとき、札幌に一週間ほどいたが、何も掴めずに帰ってきて、小説を書くとき大いに苦しんだ。しかし、苦しんだ分だけ、実態に近いことが書けたような気がしている。(吉行淳之介、犬が育てた猫)
「実態が伴わない」とは?
「実態」を用いた表現の一つに「実態が伴わない(じったいがともなわない)」があります。
「実態が伴わない」とは、実際の状態がない、実際にはそうなっていないという意味です。
【例文】
- 株価だけが異常に上がり、実態が伴わない好景気だ。
- 実態が伴わないエコを謳ったグリーンウォッシュが増えてきた。