【二字熟語】
地味
【読み方】
じみ
【意味】
①服装や性格が控えめなこと。目立たないこと。質素なこと。
②ちみ。
【語源・由来】
「地」は「本性。もちまえ。」
「味」は「そのものに含まれる内容。おもむき。」
【類義語】
質素、素朴、簡素
【対義語】
派手、華やか
地味(じみ)の使い方
そのドレスはともこちゃんには地味すぎるんじゃないの。
おばあちゃんが着ていたドレスをリメイクしたの。
想いが詰まっているドレスなんだね。
地味でも想いは派手に詰まっているのよ。
地味(じみ)の例文
- 彼は芸能人だが、プライベートは地味に暮らしている。
- 彼女は地味な服装をしているから目立たないが、実は美人だ。
- ここでの作業は単調で地味な仕事です。
- こんな地味なテーマの講演会に足を運ぼうと思う人がいるかな。
- ともこちゃんは一重で地味顔に見えるのが悩みだ。
「地味」と「素朴」「清楚」「質素」との違いは?
「地味」に似ている語に「素朴(そぼく)」「清楚(せいそ)」「質素(しっそ)」があります。
「地味」と「素朴」の違いは?
「素朴」は、
①人為がなく自然のままであること。
②かざりけがなく、ありのままなこと。
③考え方などが単純なこと。
という意味です。
「地味」は、個人の生活ぶりや服装などが控え目で、人目をひこうとしないことをいいます。
対して「素朴」は、自然のまま、ありのままという意味で使われるので意味が違います。
「地味」と「清楚」の違いは?
「清楚」は、「清らかでさっぱりしたさま。飾り気のないさま。」という意味です。
「地味」も「清楚」も、見た目や外見を表す言葉です。
しかし「地味」は、個人の生活ぶりや服装などが控え目で、人目をひこうとしないことをいいます。
対して「清楚」は、見た目が清らかでさっぱりしていることをいうので意味が違います。
「地味」と「質素」の違いは?
「質素」は、
①かざらないこと。質朴なこと。
②おごらずつつましいこと。倹約なこと。
という意味です。
「地味」も「質素」も、「生活ぶりが控えめなこと。また、むだを省きかざらないさま。」という同じ意味で使われます。