【二字熟語】
善悪
【読み方】
ぜんあく
【意味】
善と悪。よいことと悪いこと。また、善人と悪人。
【語源・由来】
善と悪の意。
【類義語】
良否
善悪(ぜんあく)の使い方
善悪やモラルって人それぞれだよね。
生まれ育った環境でずれが生じるわよね。
自分が正しいと思っていることが間違いだったりするから、他人に意見するって難しいことだよね。
みんなその事を深く認識したうえでSNSでコメントするべきよね。
善悪(ぜんあく)の例文
- 人間世界の善悪が、善悪の外に立つ神の世界の恋に影響のしようがない。(正岡子規、恋)
- 僕は今このことについて善悪を議論せんとするものでない。(新渡戸稲造、自警録)
- 実を云うとその善悪などはむしろどうでも好いとまで思っている。(夏目漱石、思い出す事など)
- まだ善悪のつかない子供がやったことだと許すわけにはいかない。
- もう大人なんだから、事の善悪を弁えて行動した方が良い。
「是非善悪」とは?
「善悪」を用いた表現の一つに「是非善悪(ぜひぜんあく)」があります。
「是非善悪」とは、「道理に合うことと合わないこと。物事のよいことと悪いこと。」という意味です。
【類義語】
・曲直正邪(きょくちょくせいじゃ)
・曲直是非(きょくちょくぜひ)
・正邪曲直(せいじゃきょくちょく)
・正邪善悪(せいじゃぜんあく)
・是非曲直(ぜひきょくちょく)
・是非正邪(ぜひせいじゃ)
・善悪邪正(ぜんあくじゃせい)
・善悪正邪(ぜんあくせいじゃ)
・善悪美醜(ぜんあくびしゅう)
・理非曲直(りひきょくちょく)
【例文】
- 是非善悪はとにかくとして、ちょッと痛快なエネルギーを感じさせられる。(坂口安吾、街はふるさと)
- 戦争そのものの是非善悪の論は別にして、歴史的事実を正確に記録として残すのが、われわれ現代人の義務です。