【二字熟語】
冒頭
【読み方】
ぼうとう
【意味】
①文章・談話のはじめの部分。
②物事のはじめの部分。
【語源・由来】
枕、文頭、書き出し
【類義語】
枕、文頭、書き出し、最初、起首
【対義語】
後書、跋文、結尾、末尾、結末
冒頭(ぼうとう)の使い方
健太くん。読み終わったの?
本って冒頭がつまらないことが多いんだよ。我慢して読み進めていくと中盤からおもしろくなるんだ。でも、この本は冒頭からおもしろいんだ。
へえ。私も読みたいわ。
もう読み終わったからゆっくり楽しんでよ。
冒頭(ぼうとう)の例文
- またこの文章が書かれている書物の冒頭で、マルクスはこう述べている。(岩井克人 ヴェニスの商人の資本論)
- この件に関して、私の考えは冒頭で申しあげたとおりです。
- 校長先生は、式典の冒頭にあいさつを述べた。
- それはマクベスの冒頭の場面に出てくるセリフね。
- 犯人との交渉は冒頭から難航しました。
「冒頭部分」とはどこまで?
「冒頭」を用いた表現の一つに「冒頭部分(ぼうとうぶぶん)」があります。
「冒頭部分」とは、文章や談話のはじめの部分という意味です。
夏目漱石の「吾輩は猫である」なら、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」が「冒頭部分」になります。
文章や談話のはじめの区切りのいいところまでを「冒頭部分」と表現することが多いです。