【二字熟語】
没入
【読み方】
ぼつにゅう
【意味】
①しずみ入ること。おちいること。
②没頭すること。
③官府に取り上げること。没収。もつにゅう。
【語源・由来】
「没」は「物事に深くうちこむ。」
「入」は「ある区域や範囲の中にはいる。」
【類義語】
没頭、熱中、夢中
没入(ぼつにゅう)の使い方
健太くん。ゲームに没入しているけど大丈夫?もうすぐ試験よ。
僕は勇者健太だよ。勇者は魔王を倒さねばならないから忙しいんだ。
健太くん。現実世界に帰ってきて。
あはは。冗談だよ。試験をないがしろにするほど没入していないよ。
没入(ぼつにゅう)の例文
- 研究に没入して寝食を忘れてしまった。
- その船は、宝を乗せたまま海中深く没入した。
- 思索に没入して、日が暮れたことにも気が付かなかった。
- 彼は大学に入り、環境問題の研究に没入していった。
- 3Dの技術が開発されてから没入感が半端ない。
「没入」と「没頭」の違いは?
「没入」に似ている語に「没頭(ぼっとう)」があります。
「没頭」とは、「何もかも忘れて、ある物事に集中すること。その事に精神をつぎこむこと。はまりこむこと。没入。」という意味です。
「没入」も「没頭」も、ある物事に集中することをいい、ほぼ同じ意味です。
しかし、「没頭」は、精神をつぎこみ、他を顧みないことというニュアンスです。
対して「没入」は、集中してその世界に入り込むというニュアンスで使われます。