読み方で悩みやすい漢字の一つに、「施策」があります。
Q「施策」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「しさく」
- 「せさく」
- 「しさく」と「せさく」両方とも
このページでは、悩みやすい「施策」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「施策」の読み方は、「しさく」?「せさく」?
施策の正しい読み方は、「しさく」「せさく」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「施」の音読みには「シ」「セ」があるので、どちらも読めそうです。
施策の読み方としては、「しさく」「せさく」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「しさく」と「せさく」の両方です。
ただし、「せさく」は施策の慣用読みです。施策の本来の読み方は「しさく」であり、一般的には「しさく」の読み方をしますが、行政用語では「せさく」の読み方を用いることが多くあります。
広辞苑には「しさく」と「せさく」の両方の項目があり、「せさく」の項目は「しさく」へと導かれます。一方、新明解国語辞典(第四版)には「しさく」のみが記載されており、「せさく」の項目はありません。
一般的な読み方としては、「しさく」を使うほうがよいということになりますね。
「施策」の意味は、「しさく」も「せさく」も同じ
施策の意味は「(官庁や自治体が)政策や方針を実施すること」「ほどこすべき対策」です。
「施」には「おこなう」「ほどこす」の意味があります。また、「策」には「くわだて」「計画」の意味があります。
施策を用いた例文には「防災のための施策をまとめる」「民意を施策に反映する」があります。
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まとめ
- 施策の読み方は、「しさく」「せさく」のどちらも正しい。
- 本来の読み方は「しさく」であり、一般的には用いる。
- 施策の行政用語「せさく」も慣用読みとして使われている。
- 施策は「政策や方針を実施すること」を意味する。