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斡旋の読み方!「かんせん」と「あっせん」正しいのは?

斡旋の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「斡旋」があります。

問題

Q「斡旋」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

斡旋の読み方
  1. 「あっせん」
  2. 「かんせん」
  3. 「あっせん」と「かんせん」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「斡旋」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「斡旋」の読み方は、「あっせん」?「かんせん」?

読み方

「斡」は音読みで「アツ」「カン」、訓読みで「つかさどる」「めぐる」となります。

一方「旋」は音読みで「セン」です。※論の訓読みは、表外読みで「めぐる」になります。

このことから「あっせん」「かんせん」どちらも読めそうですね。

さて、結論を言ってしまうと、斡旋の読み方は「あっせん」が正しく、「かんせん」は間違いです。

つまり、答えとしては1つ目の「あっせん」ということになります。

普通に考えれば、「あつ」と「せん」が合わさるのですから「あつせん」となりますが、ここでは「あつ」の「つ」に促音化がかかり「あっせん」となります。

促音化とは、簡単に言いますと発音を滑らかにするための措置で「実験・じっけん」や「鉄板・てっぱん」等と同じです。

「斡旋」の意味

意味

斡旋の「斡」には「めぐる」「めぐらす」「つかさどる」「とりしきる」の意味があります。

また「旋」には「めぐる」「まわる」「かえる」「もどる」等の意味があります。

このことから斡旋自体にも「めぐること」「めぐらすこと」「まわすこと」の意味もあります。

また「労働法上の一つとして争議解決のために援助をすること」を示す場合もあります。

しかし、「両者の間に入り、ことがうまく運ぶようにとりもつこと」「紹介すること」「世話すること」が一般的な使われ方でしょう。

使われ方としては、「後輩に就職先を斡旋した」等ビジネスシーンで登場することが多いく、これ以外にも「斡旋販売」や「斡旋業者」などがあります。

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まとめ

まとめ
  • 斡旋の読み方は「あっせん」が正しい。
  • 斡旋を「かんせん」と読むのは間違い。
  • 斡旋は、「両者の間に入り、ことがうまく運ぶようにとりもつこと」「紹介すること」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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