読み方で悩みやすい漢字の一つに、「寄席」があります。
Q「寄席」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
寄席の読み方
- 「よせ」
- 「よせせき」
- 「よせ」と「よせせき」両方とも
このページでは、悩みやすい「寄席」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「寄席」の読み方は、「よせ」?「よせせき」?
寄席の正しい読み方は、「よせ」「よせせき」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「寄」の音読みには「キ」があり、訓読みには「よ(る)」「よ(せる)」があります。一方、「席」の音読みには「セキ」があります。
寄席の読み方としては「よせ」「よせせき」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「よせ」と「よせせき」の両方です。
「よせ」は「よせせき」もしくは「人よせせき」の略とされます。
広辞苑には「よせ」と「よせせき」の両方の項目があります。現在では「よせ」の読み方が一般的になっており、「よせせき」を引くと「よせ」の項目へと導かれます。
「寄席」の意味は、「よせ」も「よせせき」も同じ
寄席の意味は「人を集めて落語、講談などの興行を行う場」です。
「寄」には「よる」「集める」「集まる」の意味があります。一方、「席」には「せき」「座る場所」「会場」の意味があります。
寄席を用いた例文には「落語好きで寄席通いをしている」「寄席で大入り袋が配られた」があります。
まとめ
- 寄席の読み方は、「よせ」「よせせき」のどちらも正しい。
- 「よせ」と読まれることのほうが多い。
- 寄席は「落語や講談の興行場」を意味する。