読み方で悩みやすい漢字の一つに、「黄昏」があります。
Q「黄昏」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
黄昏の読み方
- 「たそがれ」
- 「こうこん」
- 「たそがれ」と「こうこん」両方とも
このページでは、悩みやすい「黄昏」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「黄昏」の読み方は、「たそがれ」?「こうこん」?
黄昏の正しい読み方は、「たそがれ」「こうこん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「黄」の音読みには「コウ」「オウ」、訓読みには「き」「こ」があります。また、「昏」の音読みには「コン」、訓読みには「く(れ)」などがあります。
黄昏の読み方は「たそがれ」「こうこん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「たそがれ」と「こうこん」の両方です。
広辞苑には「たそがれ」「こうこん」の両方の項目があります。また、「たそがれ」の項目には「古くは清音」とあります。
「黄昏」の意味は、「たそがれ」も「こうこん」も同じ
「黄」には「きいろ」「きいろおびる」の意味があります。一方、「昏」には「ひぐれ」「たそがれどき」「くらい」などの意味があります。
「たそがれ」の意味は「たそがれどきの略」「(比喩的に)物事の終わりが近づくこと」です。
「たそがれどき」の項目には、夕方うす暗くなり「誰(た)そ彼(かれ)は」と尋ねる顔の判別ができなくなった時分の意、夕方、夕暮れとあり、「こうこん」の項目には「夕暮」「たそがれ」とあります。
黄昏を用いた例文には「黄昏時の風景が美しい」があります。
まとめ
- 黄昏の読み方は、「たそがれ」「こうこん」のどちらも正しい。
- もとの読み方は清音の「たそかれ」だった。
- 黄昏は「夕暮れ時」を意味する。