読み方で悩みやすい漢字の一つに、「岩魚」があります。
Q「岩魚」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか？
次の３択から選んでみて下さい。
岩魚の読み方
- 「いわな」
- 「がんぎょ」
- 「いわな」と「がんぎょ」両方とも
このページでは、悩みやすい「岩魚」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「岩魚」の読み方は、「いわな」？「がんぎょ」？
岩魚の正しい読み方は「いわな」「がんぎょ」どちらなのでしょうか？
漢字から察すると「がんぎょ」の気もしますが、魚の「いわな」のことなのでしょうか。
「岩」の音読みは「ガン」、訓読みは「いわ」となります。
一方「魚」の音読みは「ギョ」、訓読みは「うお」「さかな」となります。
このことから「がんぎょ」は正しそうですが、「いわな」はどうなのでしょう。
結論を言ってしまうと、岩魚の読み方は「いわな」が正しく、「がんぎょ」は間違いです。
つまり、答えとしては1つ目の「いわな」ということになります。
さて、何故岩魚を「いわな」と読むのでしょうか？
実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。
訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。
簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。
他にも今日（きょう）明日（あした）昨日（きのう）等様々な熟字訓があります。
「岩魚」の意味
岩魚とは、「山間部の河川最上流にすむ陸封魚」の意味になります。
陸封魚とは、もともとは海水と淡水に生活圏を持つ魚が、地形変動などにより淡水中に閉じ込められてしまい変化したものです。
岩魚を用いた例文としては、「渓流で岩魚釣りを楽しむ」などがあります。
まとめ
- 岩魚の読み方は「いわな」が正しい。
- 岩魚を「がんぎょ」と読むのは間違い。
- 岩魚とは、「山間部の河川最上流にすむ陸封魚」の意である。
