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暫時の読み方!「ざんじ」と「ぜんじ」正しいのは?

暫時の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「暫時」があります。

問題

Q「暫時」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

暫時の読み方
  1. 「ざんじ」
  2. 「ぜんじ」
  3. 「ざんじ」と「ぜんじ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「暫時」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「暫時」の読み方は、「ざんじ」?「ぜんじ」?

読み方

暫時の正しい読み方は、「ざんじ」「ぜんじ」どちらなのでしょうか。日常ではあまり耳にしない言葉かもしれませんね。

「暫」の音読みは「ザン」です。この読み方には、他に「暫定(ざんてい)」という言葉もありますね。

暫時の読み方として「ざんじ」が正しく、「ぜんじ」は間違いになります。

正解は、①の「ざんじ」です。

広辞苑の暫時の項目に「ざんじ」はありますが、「ぜんじ」はありません。似たような発音で少し難しい熟語に「漸次(ぜんじ)」があるために混同するかもしれませんが、意味の違う言葉です。

「暫時」の意味

意味

暫時の意味は「しばらく」「少しの間」です。新明解国語辞典(第四版)には「しばらく」の意の漢語的表現とあります。

「暫」には「しばらく」「しばし」の意味があります。また、「時」には「とき」「そのとき」の意味があります。

暫時を用いた例文には「暫時休憩する」「暫時の暇を願う」があります。

【関連記事】
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まとめ

まとめ
  • 暫時の読み方は「ざんじ」正しい。
  • 「ぜんじ」と読むのは間違い。
  • 暫時は「しばらく」「少しの間」を意味する。