読み方で悩みやすい漢字の一つに、「髑髏」があります。
Q「髑髏」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「しゃれこうべ」
- 「どくろ」
- 「しゃれこうべ」と「どくろ」両方とも
このページでは、悩みやすい「髑髏」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「髑髏」の読み方は、「しゃれこうべ」?「どくろ」?
髑髏の正しい読み方は、「しゃれこうべ」「どくろ」どちらなのでしょうか。
漢字自体は非常に難しいですが、「どくろ」にも「しゃれこうべ」にも聞き覚えはありそうですね。
「髑」の音読みは「トク」「ドク」、訓読みは「されこうべ」「しゃれこうべ」となります。
一方「髏」の音読みは「ロ」「ロウ」、訓読みは「されこうべ」「しゃれこうべ」となります。
このことから「しゃれこうべ」も「どくろ」も正しそうですが、どうなのでしょう。
結論を言ってしまうと、髑髏の読み方は「しゃれこうべ」「どくろ」のどちらを使っても間違いではありません。
つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。
※髑髏は他にも「されこうべ」「しゃりこうべ」「ひとがしら」と読むこともできます。
ただ、実際には髑髏は「どくろ」と読むのが一般的となるようです。
「髑」「髏」いずれも「されこうべ」「しゃれこうべ」と読むことができますが、何故、髑髏を「されこうべ」「しゃれこうべ」と読むのでしょうか?
実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓とされています。
訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。
簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。
他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。
「髑髏」の意味は、「しゃれこうべ」も「どくろ」も同じ
髑髏の意味としては、「風雨にさらされ、骨だけになってしまった頭」となります。
髑髏を用いた例文としては「あの町は物騒でそこいらに髑髏が転がっているそうだ」等があります。
まとめ
- 髑髏の読み方は「しゃれこうべ」「どくろ」のどちらも正しい。
- 一般的には「どくろ」と読まれることが多い。
- 髑髏は「されこうべ」「しゃりこうべ」「ひとがしら」と読むこともできる。
- 髑髏は「風雨にさらされ、骨だけになってしまった頭」を意味する。