【二字熟語】
蔑視
【読み方】
べっし
【意味】
さげすむこと。見下げること。
【語源・由来】
「蔑」は「さげすむ」という意味。「視」は「見る。じっと見る。」という意味。このことから「蔑視」は「さげすんで見る」という意味。
【類義語】
軽蔑、侮辱、軽侮、蔑む、賤しめる
【対義語】
尊敬、重視
蔑視(べっし)の使い方
健太くんはお兄さんの事が好き?
以前は好きだったけど兄さんがニートになってからは好きじゃないな。
お兄さんの事を蔑視しているの?
いい大人が食べて寝るだけじゃ、蔑視されて当然でしょう。
蔑視(べっし)の例文
- オリンピックの組織委員会会長が女性蔑視発言で辞任した。
- 娘に蔑視されてもお父さんは家族のために働く。
- あの医師は東洋医学を蔑視している。
- 日本人がフランスに行くと東洋人蔑視をされることが多い。
- かつて歌舞伎役者は蔑視されていたが、今では伝統芸能の担い手として確固たる地位を築いている。
「蔑視」と「差別」との違いは?
「蔑視」に似た意味の言葉に「差別」があります。ほぼ同じ意味なのですが、少し違いがあります。
「差別」の意味は
①差をつけて取りあつかうこと。わけへだて。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと。
②区別すること。けじめ。
ちなみに「差」は「ちがう」という意味です。
①差をつけて取りあつかうこと。わけへだて。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと。
②区別すること。けじめ。
「蔑視」は「見下げること」で心の中で思うこと。「差別」は「差をつけて区別する」ことで実際に行動に出ることという違いがあります。