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「蔑視」の意味と使い方や例文!「差別」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
蔑視

【読み方】
べっし

【意味】
さげすむこと。見下げること。

【語源・由来】
「蔑」は「さげすむ」という意味。「視」は「見る。じっと見る。」という意味。このことから「蔑視」は「さげすんで見る」という意味。

【類義語】
軽蔑、侮辱、軽侮、蔑む、賤しめる

【対義語】
尊敬、重視

蔑視(べっし)の使い方

ともこ
健太くんはお兄さんの事が好き?
健太
以前は好きだったけど兄さんがニートになってからは好きじゃないな。
ともこ
お兄さんの事を蔑視しているの?
健太
いい大人が食べて寝るだけじゃ、蔑視されて当然でしょう。

蔑視(べっし)の例文

  1. オリンピックの組織委員会会長が女性蔑視発言で辞任した。
  2. 娘に蔑視されてもお父さんは家族のために働く。
  3. あの医師は東洋医学を蔑視している。
  4. 日本人がフランスに行くと東洋人蔑視をされることが多い。
  5. かつて歌舞伎役者は蔑視されていたが、今では伝統芸能の担い手として確固たる地位を築いている。

「蔑視」と「差別」との違いは?

蔑視」に似た意味の言葉に「差別」があります。ほぼ同じ意味なのですが、少し違いがあります。

差別」の意味は
①差をつけて取りあつかうこと。わけへだて。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと。
②区別すること。けじめ。
ちなみに「差」は「ちがう」という意味です。

蔑視」は「見下げること」で心の中で思うこと。「差別」は「差をつけて区別する」ことで実際に行動に出ることという違いがあります。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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