【二字熟語】
善処
【読み方】
ぜんしょ
【意味】
①物事をうまく処置すること。
②来世に生まれる善い場所。人界・天上または諸仏の浄土。
【語源・由来】
「善」は「よくする。うまく。じゅうぶん。」
「処」は「とりはからう。とりさばく。」
【類義語】
対応、対処、取り計らう
【対義語】
放置、なおざり、おざなり
「善処します」とは?返事として使う時の注意点!
「善処」は、「善処します」という形で依頼された時の返事として使われます。
「うまく処理します。うまく対処します。」という意味です。
「善処します」は、「善処いたします」というように、丁寧な言い方にすることで上司や目上の人に対して使うことが可能です。
「善処します」はプラスのイメージがある言葉ですが、「できるだけ頑張ります」というニュアンスも含みます。
「できるだけ努力しますが、結果は分かりません。」「前向きに検討はしますが、どうなるかはわかりません。」「一旦保留」というようなマイナスの意味合いで使われることがあります。
なので、相手に真に前向きである、がんばるという気持ちを伝えたい場合、具体的な提案をする、進捗状況を伝えるなど、口先だけでなく行動に移して伝える必要があります。
反対に、後ろ向きでやる気がないことをはっきり伝えづらくて「善処します」と伝えたにもかかわらず、相手が前向きに検討してくれていると捉えてしまうこともあります。
ビジネスの場面では、保留にした件も含め、やる気があるのかないのか明確にはっきりと相手に意志を伝えることが信頼関係を築く上で大切です。
善処(ぜんしょ)の使い方
ともこちゃんうまくいくかな。
文化祭の件は私が善処するから大丈夫よ。
ともこちゃんがそう言うならきっとうまくいくんだろうね。
任せといて。
善処(ぜんしょ)の例文
- この問題については前向きに善処します。
- できる限り善処します。
- 今善処しなければ、破局的な事態が訪れる。
- 名誉にかけて善処する。
- 速やかに善処すべきことだ。