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「漸次」の意味と使い方や例文!「暫時」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
漸次

【読み方】
ぜんじ

【意味】
だんだん。次第次第に。

【語源・由来】
「漸」は「ようやく。しだいに。」

【類義語】
徐々に、次第に、だんだん

【対義語】
即時、一挙に、急激に

漸次(ぜんじ)の使い方

健太
すごい坂道だね。
ともこ
ここからは漸次急な坂道になっていくわよ。
健太
ほかに道はないの?
ともこ
これが近道なのよ。さあ、がんばりましょう。

漸次(ぜんじ)の例文

  1. 漸次進展しつつあります。
  2. 景気が漸次上昇する。
  3. その比率は漸次増大する傾向にある。
  4. 漸次東の方向へ移動する。
  5. 漸次明らかになっていくだろう。

「漸次」と「暫時」の違いは?

漸次」に似た言葉に「暫時(ざんじ)」があります。

暫時」の「」は「しばらく。しばし。わずかの間。」をいい、「暫時」は「すこしの間。しばらく。しばし。」という意味です。(例:暫時休憩する。暫時の猶予を願う。)

漸次」と「暫時」は

漸次」・・・次第に。
暫時」・・・しばらく。

というように、全く意味が異なります

漸次(ぜんじ)」と「暫時(ざんじ)」は読み方が似ているので混同しやすいですが、意味が異なります。間違えないように気をつけましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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