感慨の読み方・意味
【二字熟語】
感慨
【読み方】
かんがい
【意味】
物事に深く心を動かされ、しみじみと感じること。
【よく使う形】
感慨を覚える/感慨に浸る/感慨に耽る/感慨深い
【似た言葉】
感動、感銘、感懐、感傷など
「感慨」の意味を簡単にいうと
「感慨」は、ある物事に深く心を動かされ、しみじみと感じることを表す言葉です。
長い年月を振り返ったとき、目標を達成したとき、昔とは大きく変わった様子を見たときなどに、単純な喜びや悲しみだけでは表せない深い思いが湧く場面で使われます。
会話でわかる「感慨」


「感慨」=物事に触れて、深くしみじみ感じること。単なる「感動」より、経験・時間・背景を振り返るような深い思いを伴うことが多い言葉です。
「感慨」の使い方
「感慨」は、次のような形でよく使われます。
- 感慨を覚える
- 感慨に浸る
- 感慨に耽る
- 感慨深い
- 感慨もひとしお
- 感慨無量
日常会話よりも、文章・スピーチ・回想などで使われやすい、やや改まった表現です。
「感慨に浸る」とは?
「感慨に浸る」は、深くしみじみとした気持ちの中に入り込むという意味です。
「浸る」には、ある気分・感情・状態の中に入りきるという意味があります。
たとえば、「完成した建物を眺めながら感慨に浸る」なら、完成までの時間や努力を思い返しながら、深く感じ入っている様子を表します。
「感慨に耽る」とは?
「感慨に耽る」は、しみじみとした思いに心を集中させ、深く入り込むという意味です。
「耽る」は、一つのことに心を奪われて没頭することを表します。そのため、「感慨に耽る」には、その思いに深く没頭するという響きがあります。
「感慨に浸る」は感情の中に入り込む響き、「感慨に耽る」はその思いに心を集中させる・没頭する響きがあります。ただし、厳密に使い分けられるとは限らず、意味はかなり近い表現です。
「感慨深い」とは?
「感慨深い」は、深く心に感じるところがある・しみじみと心を動かされるという意味です。
たとえば、長年取り組んできたことが形になったときに、「ここまで来られたのは感慨深い」と表現できます。
「感慨深い」は、必ずしも懐かしい場面だけに使う言葉ではありません。達成・変化・再会・別れ・長い年月など、さまざまな出来事について使えます。
「感慨」と「感動」「感傷」「感銘」の違い
| 言葉 | 中心となる意味 | 使い方の特徴 |
|---|---|---|
| 感慨 | 物事に深く心を動かされ、しみじみ感じること | 経験や年月、背景を振り返る深い思いに使われやすい |
| 感動 | 強く心を動かされること | 喜び・驚きなどを含め、幅広い場面で使える |
| 感傷 | 物事に感じて、悲しみ・寂しさなどを伴う繊細な気持ちになること | 「感傷に浸る」のように、ややセンチメンタルな感情に使われやすい |
| 感銘 | 深く心に感じて忘れられない印象を受けること | 「感銘を受ける」の形で、人の言葉・行為・作品などに使われやすい |
感慨は、出来事や年月について深くしみじみ感じること、感動は強く心を動かされること、感傷は悲しみや寂しさを伴う繊細な気持ち、感銘は深く心に刻まれるような印象を受けること、と整理すると分かりやすくなります。
感慨(かんがい)の例文
- 長年の研究が完成し、深い感慨を覚えた。
- 昔の校舎を訪れ、しばらく感慨に浸った。
- 長い活動を終えたあと、これまでの日々を思いながら感慨に耽った。
- 十年前の写真と現在を見比べると、実に感慨深い。
- 多くの人に支えられてこの日を迎え、感慨もひとしおだった。
- 完成した作品を前にすると、言葉にできない感慨がこみ上げてきた。
「感慨」についてのよくある質問
Q. 「感慨」は何と読む?
「かんがい」と読みます。
Q. 「感慨に浸る」と「感慨に耽る」はどちらが正しい?
どちらも使われます。「浸る」は感情・気分の中に入り込む響き、「耽る」は一つの思いに心を集中させる・没頭する響きがあります。
Q. 「感慨深い」は懐かしいという意味?
懐かしさを伴うことはありますが、それだけではありません。長年の努力、変化、達成、再会などについて深く心を動かされたときにも使います。
Q. 「感慨無量」とは?
感慨が非常に深く、はかり知れないほどであることを表す表現です。大きな節目や長い年月を振り返る場面などで使われます。
Q. 「感慨」と「感動」は同じ?
同じではありません。「感動」は強く心を動かされることを広く表し、「感慨」は物事や経験について深くしみじみ感じることに重点があります。
漢字から「感慨」の意味を確認
- 感:感じる。心が動く。
- 慨:深く感じる。嘆く。心を動かす。
「感慨」は、物事に感じて深く心を動かされることを表します。ここでは辞書的な漢字の意味を確認しており、漢字の形から独自の語源を作っているわけではありません。
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