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「忘却」の意味と使い方や例文!「忘却の彼方」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
忘れ去ること。忘れること。

【読み方】
ぼうきゃく

【意味】
すっかり忘れること。

【語源・由来】
「忘」は「わすれる。おぼえていない。」
「却」は「(動詞のあとにつけて)…しおわる。…してしまう。」

【類義語】
忘れる、失念、物忘れ

「忘却の彼方」とは?

忘却」は、「忘却の彼方」という表現で使われることがあります。

彼方」は「遠くはなれた方。あちらのほう。むこう。」という意味です。(例:はるか海の彼方。)

忘却の彼方」は「忘却」が「彼方」を強調して、「すっかり忘れてしまう」という意味です。

【忘れるの意味の強さ】

忘却の彼方>忘却>忘れる

「例文」

  • あのつらい記憶を忘却の彼方に葬り去る。
  • 学生の頃の記憶は忘却の彼方に消え去った。
  • 戦争の悲惨さは忘却の彼方に追いやってはいけない。

忘却(ぼうきゃく)の使い方

健太
なぜ人は忘却していく生き物なんだろうね。
ともこ
忘却したと思っているだけで、実は、記憶の引き出しにしまい込まれているだけなんだそうよ。
健太
引き出しを開ければ出てくるの?
ともこ
引き出しを開ける訓練をすれば、膨大な量の知識や思い出を記憶し、必要に応じて引き出すことができるそうよ。

忘却(ぼうきゃく)の例文

  1. 一切を忘却する。
  2. すでに忘却の彼方に去った出来事です。
  3. ショックで前後を忘却した。
  4. 忘却の彼方に沈む。
  5. 健太くんとの思い出は忘却の彼方に消え去った。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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