【二字熟語】
妥協
【読み方】
だきょう
【意味】
対立している双方(または一方)が折れ合って一致点を見出し、事をまとめること。おりあい。
【語源・由来】
「妥」は「おりあう。ゆずりあう。」
「協」は「かなう。うまく合う。話し合いをしてまとめる。」
【類義語】
譲歩
【対義語】
対決、対立、固執、決裂
妥協(だきょう)の使い方
ともこちゃんは絶対に仕事で妥協しないね。
一度妥協してしまったら、そこからは適当にこなすようになりそうだから嫌なのよ。
偉いね。
妥協しない仕事をしていると、健太くんのように誉めてくれる人がいるからうれしいのよ。
妥協(だきょう)の例文
- 妥協の余地はない。
- 妥協点を見出す。
- 私たちは彼らと妥協を図った。
- 妥協を許さないモノづくりにこだわっています。
- ともこちゃんはこのことに関しては妥協しないだろう。
「妥協」と「譲歩」や「我慢」の違いは?
「妥協」に似ている語に「譲歩」と「我慢」があります。
「妥協」と「譲歩」の違い
「譲歩」は
①道をゆずって他人を先に行かせること。
②転じて、自分の主張や意見をひっこめて他の説に従うこと。(例:やむなく譲歩する。)
という意味です。
「妥協」はおりあいをつけることをいい、不本意かつ消極的なニュアンスを含みます。対して「譲歩」は自分がゆずって相手に歩み寄ることをいい、自発的かつ積極的なニュアンスを含む点が異なります。
「妥協」と「我慢」の違い
「我慢」は
①自分をえらく思い、他を軽んずること。高慢。
②我意を張り他に従わないこと。強情。
③耐え忍ぶこと。忍耐。(例:飲みたい酒を我慢する。我慢がならない。)
④入れ墨のこと。
という意味です。
「妥協」は不本意だが対立している状況を解決するためという目的があるのに対し、「我慢」は目的はなく、つらいことや嫌なことを耐え忍ぶことを意味する点が異なります。