祈念の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
祈念
【読み方】
きねん
【意味】
祈り念ずること。いのり。祈願。
何かを心から望んで、神様や仏様にお願いするんやな。これは、心の中の思いや願いを形にした言葉なんやな。
【語源・由来】
「祈」は「いのる」という意味。「念」は「心の中で祈る」という意味。このことから「祈念」は「いのり」という意味。
【類義語】
祈願、祈り、心願、祈祷、黙祷
祈念(きねん)の解説
「祈念」という言葉はね、心の中で強く願ったり、祈ったりすることを意味しているんだよ。
例えばね、「国際平和を祈念する」っていうのは、世界中で戦争や争いがなくなり、みんなが平和に暮らせるように、心から祈りや願いを込めていることを表しているんだ。この場合、人々は国や地域の平和を心から願って祈っているんだね。
また、「どうか無事に航吉が大坂へ着きますようにと海へ向って祈念するのであった」〈御宿かわせみ 29 初春弁才船・平岩弓枝〉っていう文章での「祈念」は、航吉が安全に大坂に到着するように、海に向かって心からの祈りや願いを込めていることを表しているんだよ。航吉の無事を切に願って、深く祈っているんだね。
だから、「祈念」という言葉は、心からの祈りや深い願いを込めた、特別な祈りや願いを意味しているんだよ。
祈念(きねん)の使い方
祈念(きねん)の例文
- お祭りで五穀豊穣を祈念する。
- 今年も平和祈念式が行われました。
- 祈念碑が建立された。
- 健太くんは一心不乱に祈念していた。
- 奥様が一日も早く立ち直られますよう祈念しております。
祈念の文学作品などの用例
-
・・・ないが、民衆の利福を祈念するために、より正しい生活を人間の正義感・・・ 小川未明「自分を鞭打つ感激より」
「祈念」と「祈願」の違いを解説
「祈念」に似ている言葉に「祈願(きがん)」があります。
「祈願」は「神仏に祈り願うこと。願掛けをすること。」
「祈念」は「祈り念ずること。願いが叶うように神仏に祈ること。」
両語は違いがなく同義であることがわかります。
一方「祈願」は、具体的に神仏に何かを願う行為を指している。これは特定の願い事を神仏に伝え、叶えてもらうことを期待するんだ。
それに対して、「祈願」は、神様や仏様に直接、「これがほしいで!」ってお願いするんやな。願いが具体的で、叶えてもらおうとするわけや。う~ん、心の中での願いと、具体的な願いの違いやな。
これは、心からの願いや期待が込められている表現なんだ。