鷹揚の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
鷹揚
【読み方】
おうよう
【意味】
小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。大様 (おおよう) 。
そうやな。それはつまり、「小さいことにくよくよせず、のんびりと落ち着いて物事を進める」ってことやな。
鷹のように大空を飛んで、小さなことに気にせず、大らかに行動するんやな。これは、「あんまり小さいことにこだわらず、全体を見て物事を考える」ことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「鷹」は「たか。タカ科の鳥。」
鷹 (たか) が悠然と空を飛ぶように。
【類義語】
大らか、大様、おっとり
【対義語】
器が小さい、偏屈、狭量、せせこましい、頑迷、けち臭い、意地っ張り
鷹揚(おうよう)の解説
カンタン!解説
「鷹揚」っていう言葉はね、鷹が広い空を自由に飛ぶように、細かいことにとらわれず、落ち着いて、余裕をもって物事を考えたり行動したりする様子を表すんだよ。
例えば、「鷹揚に構える」っていう表現は、小さな問題に動揺せずに、大きな視野で物事を見るという意味になるんだ。まるで大きな鷹が空を飛んでいるように、周りの風景を一望できて、全体を見渡すことができるんだよ。
「鷹揚」はまた、優雅で上品な様子をも表すこともあるんだ。
だからこの言葉は、人が小さなことにこだわらず、大きな視野で物事を見て、落ち着いて行動する様子を表すときに使うんだね。
鷹揚(おうよう)の使い方
ともこちゃんの両親は優しい?
とても優しいわよ。
鷹揚に育つと、ともこちゃんのように大らかな性格になるんだね。
我ながら幸せな家庭だと思うわ。
鷹揚(おうよう)の例文
- 健太くんは鷹揚に平気な様子で構えている。
- ともこちゃんは鷹揚な態度で話す。
- 鷹揚な性格の持ち主だから、些細なことでは怒らない。
- ともこちゃんはお金に鷹揚だ。
- 若者には概して鷹揚です。
鷹揚の文学作品などの用例
鷹揚自若(おうようじじゃく)とは?
「鷹揚」は「鷹揚自若」という四字熟語で使われます。
「鷹揚自若」はどっしり落ち着いて動じないことという意味です。
「自若」は大事に直面しても動じることなく、平常と変わらないことをいいます。
「鷹揚自若」という四字熟語は、とても落ち着いていて、何があっても全く動じないという様子を表すんだよ。
つまり、大きな問題が起きても、平然としていることを指す表現だよ。
なるほどな、つまり「大変なことが起きても全然動じへん、落ち着いてる」ってことやな。
何があっても冷静さを保つ、そんな姿勢を示す言葉やな。これは、問題が起こったときも落ち着いて対応することの大切さを教えてくれるんやな。
【例文】
- 試合を控えた健太くんは鷹揚自若として緊張を感じさせなかった。
- ともこちゃんは常に鷹揚自若で動じない。
- 健太くんは、突然の出来事にも鷹揚自若の様子でした。
この言葉は、穏やかで品のある態度を表しているんだ。