【二字熟語】
先手
【読み方】
せんて
【意味】
①他より先に始めること。また、先回りして自分の立場を有利にすること。
②囲碁・将棋の用語。
㋐先に着手すること。また、その人。先番。
㋑相手が応手しなければならない局面で、好所に先んじて打つこと。
【語源・由来】
「易経」乾卦の「天に先立ちて天違 (たが) わず、天に後れて天時を奉ず」から。
【類義語】
機先、先制
【対義語】
後手
先手(せんて)の使い方
どうすれば決勝戦まで進むことができるかな。
先手必勝よ。
それって本当かな。
序盤からガンガンせめれば相手は終盤には戦意喪失している作戦よ。
先手(せんて)の例文
- 先手を打っておいてよかった。
- ライバル店の先手を打って値下げをする。
- 先手を打ってトラブルを未然に防いだ。
- 先手必勝というから、試合開始から果敢に攻めた。
- 先手を譲る。
「先手を打つ」「先手必勝」とは
「先手」を使った語に「先手を打つ(せんてをうつ)」「先手必勝(せんてひっしょう)」があります。
「先手を打つ」とは?
「先手を打つ」は
1 囲碁や将棋で、相手より先に着手する。
2 先に攻撃をしかける。また、起こりそうな事態に備えておく。(例:保身のために先手を打つ。)
という意味です。
「未知のウィルスに先手を打つ。」「先手を打つつもりで国民に不人気な彼を幹事長から外した。」というようにビジネスやニュースなどで使われます。
「先手必勝」とは?
「先手必勝」は
勝負事で、先手を取れば必ず勝てる状況であること。
という意味です。
「先手必勝が成功の秘訣です。」「子どもの健康は先手必勝、予防が大事です。」というように日常会話やニュースで使われます。