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「静穏」の意味と使い方や例文!「静穏な人」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
静穏

【読み方】
せいおん

【意味】
①静かで穏やかなこと。また、そのさま。
②風速毎秒0.2メートル以下で、風力階級0の無風状態。

【語源・由来】
静かで穏やかなさまの意。

【類義語】
静謐

【対義語】
険悪

静穏(せいおん)の使い方

健太
しばらく静穏を維持していたのにね。
ともこ
新たな困難に直面したわね。
健太
乗り越えることができるかな。
ともこ
今までも乗り越えてきたんだから大丈夫。

静穏(せいおん)の例文

  1. 静穏で平和な日々を送る。
  2. 心の静穏を保つ。
  3. 月には静穏の海という名のクレーターがあります。
  4. おごそかな静穏がたちこめている。
  5. 台風の目の中は静穏そのものだ。

「静穏な人」とは?

静穏」を用いた「静穏な人」という表現をインターネット上に見かけることがありますが、「静穏な人」という使い方はされません。

静穏」は、安らぎと静寂という意味なので、その場の雰囲気や状況をいう語です。

もの静かで穏やかな人という意味では使いません。
静穏」を用いた法律用語に「静穏権」があります。

静穏権」とは、よりよい環境の下で、平穏に生活する権利をいいます。ここでも「静穏」は、人の性質ではなく、生活環境に対して使われています。

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