【二字熟語】
作為
【読み方】
さくい
【意味】
①人が自分の意志で作り出すこと。
②事実であるかのように故意に手を加えること。つくりごと。
③法律で、人の積極的な行為・挙動。人を殺すなど。
【語源・由来】
「作」は「つくる。つくりだす。また、つくられたもの。」
「為」は「まねする。いつわる。」
【類義語】
任意、随意
【対義語】
不作為
作為(さくい)の使い方
ともこちゃん。話があるっていうから来たんだけど何?
そこに座ってて。もう一人来るから。
何が始まるの?なんだか作為を感じるんだけど。
悪いようにはしないから大丈夫よ。
作為(さくい)の例文
- 任意に作為されたものではなく、自然の事実です。
- 無作為に抽出されたサンプルです。
- 偶然以上の、恐ろしい作為があるような気がした。
- 無作為に選ばれた、いわゆる無差別殺人だ。
- その事実を知っていたら、こんなつまらない作為はしなかったのに。
「不作為」と「無作為」の違いは?
「作為」を用いた語に「不作為」「無作為」があります。
「不作為」は
法律で、あえて積極的な行為をしないこと。
という意味です。
「無作為」は
作為がないこと。偶然にまかせること。また、そのさま。(例:無作為に選び出す。)
という意味です。
「不作為」と「無作為」の接頭語「不」「無」は、否定を表す働きをしますが、「不」は「~しない」、「無」は「~がない」という意味の違いがあります。
「不作為」はあえて積極的な作為をしないこと、「無作為」は「作為」そのものがないことをいいます。