汚濁の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
汚濁
【読み方】
おだく
【意味】
汚れ濁ること。おじょく。けがらわしいこと。
きれいでなくなっちゃって、ちょっと良くない感じのことを言うんやね。清らかじゃない、ちょっと残念な状態のことやな。
【語源・由来】
「汚」は「よごす。よごれる。きたない。」
「濁」は「みだれる。けがれる。」
【類義語】
濁る、白濁、混濁
【対義語】
清澄
汚濁(おだく)の解説
「汚濁」という言葉は、物や場所、さらには考えや気持ちなどが汚れたり、澄んでいない状態を表しているんだよ。
例えば、「汚濁した湖水」っていうのは、湖の水が汚れて透明じゃなくなった状態を言っているんだ。そして、「あれは汚濁水を濾過(ろか)する装置だ」っていうのは、その機械や装置が汚れた水をきれいにするためのものだということを示しているよ。
また、「汚濁」には「おだく」と「おじょく」の2つの読み方があるけど、どちらも「汚濁」の意味は変わらないよ。状況や文脈によって、読み方を選ぶことができるんだね。
だから、「汚濁」という言葉は、水や何かがきれいでなくて、汚れている様子を言う言葉なだよ。部屋が散らかるように、水や空気や気持ちも汚れてしまうことがあるんだね。その汚れた状態をこの言葉で表しているんだよ。
汚濁(おだく)の使い方
汚濁(おだく)の例文
- 汚濁した水の中でメダカが懸命に生きています。
- 車内の汚濁した空気を換気する機能がある。
- 河川の汚濁にともない、各地で生息地が減少している。
- そこは汚濁にまみれた場所だった。
- 湖水の汚濁が問題になっている。
汚濁の文学作品などの用例
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・・・の世界を考えた時に、汚濁の世界を忘れます。童話の創作熱に魂の燃え・・・ 小川未明「『小さな草と太陽』序」
「汚濁」と「汚染」の違いを解説
「汚濁」に似ている語に「汚染」があります。
「汚染」は「汚れること。特に、細菌・ガス・放射性物質などの有毒成分やちりなどで汚れること。また、汚すこと。」をいいます。
「工場廃液が河川を汚染する」「大気汚染」というように使います。
「汚染」と「汚濁」はほぼ同義です。
しかし、厳密に言うと「染」と「濁」の違いがあります。
「汚染」の「染」は「色がつく。しみ込む。影響を受ける。」ことをいい、何らかの影響を受けて汚れることをいいます。
対して「汚濁」の「濁」は「みだれる。けがれる。」ことをいい、同じ意味の言葉を重ねることで汚れているさまを強調した語である点が異なります。
「汚染」は特に有害な要素、例えば細菌、ガス、放射性物質などによって生じる汚れを指し、これは健康や環境に対する危害を含むよ。
「汚染」は、「有害なもので汚れる」ってことやな。一つは見た目の問題、もう一つは体や環境に害を及ぼす問題やな。同じ「汚れる」でも、その内容が違うってわけやな。
汚れたり、不純な状態になったことを示すんだよ。