安穏の読み方・意味とは？（類義語・対義語）
【二字熟語】
安穏
【読み方】
あんのん
【意味】
心静かに落ち着いていること。また、そのさま。平穏無事。
なんか、湖面がまったく揺れずにキラキラ輝いてるような感じやな。これは、大人が求める状態やろな。
【語源・由来】
「安」心を落ち着ける。やすらかにする。
「穏」落ち着いている。おだやか。
【類義語】
のどか、安らか
【対義語】
危急、危難、危機、凄惨、脅威
安穏（あんのん）の解説
「安穏」という言葉は、平和で静かで、何も問題がない状態を表しているんだよ。
この言葉は、「安全」＋「穏やか」の意味が合わさった言葉で、一般的には、身の回りに何の問題もなく、平穏無事に過ごしている状態を指すんだ。物事がスムーズに運んでいて、心配事やトラブルがなく、心が安らいでいることを表すんだよ。
「行路の安穏を祈る」という文では、たとえば、友達が旅行に行くとき、その友達が旅行中にトラブルに遭わず、安全に目的地に辿り着くことを願っていることを示しているよ。
そして、「安穏な暮らし」という文では、毎日が平和で、問題や困ったことが起こらない生活を指しているんだ。たとえば、仕事が順調で、家族の健康が保たれていて、経済的にも安定しているなど、全体的に生活が安定している状況を言うんだよ。
だから、「安穏」は、全体的な安全と平和、安定した状態を表す言葉なんだ。
安穏（あんのん）の使い方
安穏（あんのん）の例文
- 老後を安穏に暮らす。
- 退職後の日々を安穏にすごす。
- 神社で無事安穏を祈る。
- 戦争の足音が近づいていて、安穏な気持ちでいられなかった。
- 親の財産のおかげで安穏に商売をすることができている。
安穏の文学作品などの用例
- ･･･日の洪水を流し、国土安穏なりければ、さてこそ静の舞に示現ありける･･･ 泉鏡花「伯爵の釵」
- ･･･て、その衰患を除き、安穏なることを得しめん」とも録されてある。 ･･･ 倉田百三「学生と先哲」
- ･･･注射によって束の間の安穏を願っていらるる由。甚だもっていかがわし･･･ 太宰治「虚構の春」
「安穏無事」とは？
「安穏」は「安穏無事（あんのんぶじ）」という表現で使われることがあります。
「安穏無事」とは、「変事もなく、穏やかで安らかなさま。社会や暮らしなどの穏やかな様子」という意味です。
「安穏無事を祈る。」「安穏無事な生活。」「安穏無事に暮らす。」というように使われます。
社会や日々の生活が穏やかで、何も心配することがない状態を指しているんだよ。
なんにも心配事がなくて、ほんまにのんびり過ごせるんやな。これは、穏やかな生活を送りたいみんなにとって、理想の状態やな。
【類義語】
