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「悠揚」の意味と使い方や例文!「悠揚迫らぬ」とは?(類義語)

【二字熟語】
悠揚

【読み方】
ゆうよう

【意味】
①ゆるやかにあがるさま。
②ゆったりしてこせつかないさま。落ち着いているさま。

【語源・由来】
「悠」は「気分がゆったりしているさま。」
「揚」は「高く上がる。上げる。」

【類義語】
悠悠、悠然、従容

悠揚(ゆうよう)の使い方

健太
容疑者が連行される映像をニュースで見たけど悠揚としていたね。
ともこ
無実である自信があるのか、警察を小馬鹿にしているのかどちらでしょうね。
健太
顔を隠そうともしなかったんだよ。
ともこ
検察がどんな判断を下すのか楽しみね。

悠揚(ゆうよう)の例文

  1. 悠揚に笑みを返す姿に余裕を感じる。
  2. 耳元に吹き寄せて来るのはまたしても横笛で、まことに悠揚たるものであった。(魯迅、阿Q正伝)
  3. 今の東京にいる者に悠揚な絵ができるものか。もっとも絵にもかぎるまいけれども。(夏目漱石、三四郎)
  4. まだ20代前半とは思えない悠揚迫らぬ態度だった。
  5. どんな偉い人を前にしても、彼女は悠揚たる態度を崩さない。

「悠揚迫らぬ」とは?

悠揚」を用いた表現の一つに「悠揚迫らぬ(ゆうようせまらぬ)」があります。

悠揚迫らぬ」とは、ゆったりとして落ち着いている様子をいいます。

【例文】

  1. 遅刻しそうで皆駆け足になる中、健太くんだけは悠揚迫らぬさまで歩いていた。
  2. 緊張など微塵も感じさせない悠揚迫らぬ見事な点前だった。
  3. 彼は悠揚迫らぬ落ち着いた口調で語った。