【二字熟語】
粗暴
【読み方】
そぼう
【意味】
性質や挙動のあらあらしいこと。乱暴。
【語源・由来】
「粗」は「大ざっぱで念入りでない。いいかげん。」
「暴」は「手荒に振る舞う。激しく荒々しい。」
【類義語】
むちゃくちゃ
【対義語】
温和、柔和、穏和、温順、繊細
粗暴(そぼう)の使い方
健太くん。ドアはもっと静かに閉めてよ。
ごめんね。
健太くんは粗暴すぎるのよ。
静かに開閉するよう気を付けるよ。
粗暴(そぼう)の例文
- 健太くんの粗暴な振舞いが目に余る。
- 彼は部下に対して粗暴だ。
- 健太くんは不機嫌になると粗暴な態度をとる。
- ともこちゃんは粗暴な男性は嫌いだ。
- 健太くんの言葉遣いは粗暴だ。
「粗暴」と「乱暴」の違いは?
「粗暴」に似ている語に「乱暴」があります。
「乱暴」は
①道理を無視して、荒々しい振る舞いをすること。また、そのさま。(例:酔って乱暴を働く。乱暴な男。乱暴されたと訴える。)
②やり方・扱い方が、荒っぽく雑であること。また、そのさま。(例:乱暴な運転。道具を乱暴に扱う。それは乱暴な話だ。)
という意味です。
「粗暴」と「乱暴」は、「荒々しい行為をすること」という意味が共通しています。
「粗暴」は性質が荒々しいことをいいます。対して「乱暴」は、実際に暴力をふるう場合に用いられることが多いです。