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「薄情」の意味と使い方や例文!「非情」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
薄情

【読み方】
はくじょう

【意味】
義理・人情にうすいこと。愛情の薄いこと。心の冷たいこと。

【語源・由来】
「薄」は「かるい。かろんじる。」
「情」は「なさけ。まごころ。思いやり。」

【類義語】
無情、非人情

【対義語】
親切、厚情、憐憫、情け深い、友情

薄情(はくじょう)の使い方

健太
僕を起こさないで先に行ってしまうなんて薄情な人だ。
ともこ
寝坊する方が悪いのよ。
健太
今日が楽しみで眠れなかったんだよ。
ともこ
だからって、自分の非を棚に上げて、人を薄情呼ばわりするのはよくないわ。

薄情(はくじょう)の例文

  1. 親の見舞いに行かないなんて薄情な人だな。
  2. 健太くんの薄情な言葉に悲しくなった。
  3. 彼に薄情なことをしてしまった。
  4. 恩を仇で返すとは薄情だな。
  5. 薄情な仕打ちを受けた。

「薄情」と「非情」の違いは?

薄情」に似ている語に「非情(ひじょう)」があります。

非情」は
①人間らしい感情をもたないこと。感情に左右されないこと。また、そのさま。(例:非情な仕打ち。)
②仏語。草木土石など、感情のないもの。

という意味です。

薄情」も「非情」も、感情において欠けている部分があることをいいます。

しかし、「薄情」が感情が薄いことをいうのに対し、非情」は感情をもたないことをいうので、「非情の方が薄情よりも人らしい感情が欠けているこという点が違います。