【二字熟語】
工程
【読み方】
こうてい
【意味】
仕事や作業を進めていく順序・段階。また、その進みぐあい。
【語源・由来】
「工」は「物を作り出す仕事。巧みなわざ。」
「程」は「ある範囲を一定の長さ・分量で一区切りずつにしたもの。また、道のり。道筋。」
【類義語】
プロセス、手順
工程(こうてい)の使い方
本ができるまでの工程を知っている?
作家が原稿を書いて、編集者がチェックして、印刷会社が印刷して、本屋が売るのかな?
編集の工程に校閲がいるし、印刷して製本するまでにも細かい工程があるのよ。
いろんな人の手を介して本は作られているんだね。
工程(こうてい)の例文
- 自動車の製造工程を見学する。
- ICチップはどういう工程で作られるのか質問した。
- 完成するまでに、こんなにたくさんの工程があるんだ。
- 生産工程の大半を機械化する。
- 一切の工程を一人でやるとなると大変だ。
「工程」と「行程」の違いは?
「工程」に似ている語に「行程」があります。
「行程」とは
1 目的地へ行くまでの距離。道のり。(例:歩いて約一時間の行程。)
2 (比喩的に)ある目標に達するまでの過程。里程。道程。(例:行程表)
3 旅行などの日程。
4 ピストンなどの往復する距離。ストローク。
という意味です。
「工程」と「行程」は、作業やものごとの進行における過程のことをいう点は同じです。
しかし、「工程」は、主に作業について用いられ、作業の具体的な内容と順序を表します。対して「行程」は、距離や日数に用いられ、旅行や移動の距離や日数を表します。