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「不実」の意味と使い方や例文!「不誠実」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
不実

【読み方】
ふじつ

【意味】
①誠実でないこと。誠意や情味に欠けていること。また、そのさま。
②事実でないこと。いいかげんなこと。偽り。

【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「実」は「まごころ。まこと。」

【類義語】
不誠実

【対義語】
誠実

不実(ふじつ)の使い方

健太
日本人は不倫などの不実を許せないことが多いよね。
ともこ
特に芸能人の不実には手厳しいわよね。
健太
しかも、男性の不実より女性の不実の方が手厳しいよね。
ともこ
差別よね。

不実(ふじつ)の例文

  1. 子供を置いて出ていくなんて不実な人だ。
  2. 健太くんは不実な男だ。
  3. 不実の申し立てをする。
  4. 不実な恋人は別れなさい。
  5. 総理の不実を暴露する。

「不実」と「不誠実」との違いは?

不実」に似ている語に「不誠実」があります。

不誠実」は「誠実でないこと。また、そのさま。」をいいます。

不実」と「不誠実」は、誠実でないことという意味は同じです。

不誠実」は、誠意のないことをいい、日常会話で一般的に使われます。対して「不実」は、主に異性に対して誠実でないことをいいます。また、他に対して真心に欠けるさまも表わします。

さらに、「不実の申し立て」のように無実の意味でも用いますが、「不誠実」にこの意味はありません。