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「馬鹿」の意味と使い方や例文!「馬鹿と鋏は使いよう」とは?(語源由来・類義語・対義語)

【二字熟語】
馬鹿

「莫迦」とも書く。

【読み方】
ばか

【意味】
①おろかなこと。社会的常識に欠けていること。また、その人。愚。愚人。あほう。
②取るに足りないつまらないこと。無益なこと。また、とんでもないこと。
③役に立たないこと。
④馬鹿貝の略。
⑤(接頭辞的に)度はずれての意。

【語源・由来】
梵語「moha」、すなわち無知の意からか。古くは僧侶の隠語。「馬鹿」は当て字。

【類義語】
愚鈍、阿呆

【対義語】
利口、天才、賢い

馬鹿(ばか)の使い方

ともこ
泊まっていたホテルが火事になったって聞いたけど大丈夫だった?
健太
非常口の鍵が壊れていて開かなかったんだけど、火事場の馬鹿力で破壊して何とか逃げることができたよ。
ともこ
生きたいという気持ちは大事ね。
健太
僕には秘められたパワーがあることが分かったよ。

馬鹿(ばか)の例文

  1. 馬鹿につける薬は無いというから、彼の愚かさをどうにかすることはできないよ。
  2. 馬鹿の一つ覚えのように企業側は志望動機を聞いて来る。
  3. 健太くんを信じて馬鹿を見た。
  4. 馬鹿なことをするな。人生棒に振ることになるぞ。
  5. 君のような優秀な社員が首になるなんて、そんな馬鹿な話があるか。

「馬鹿と鋏は使いよう」とは?

馬鹿」を用いた表現の一つに「馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)」があります。

馬鹿と鋏は使いよう」とは、切れない鋏でも使いようによっては切れるように、馬鹿でも使いようによっては役に立つという意味です。

【例文】

  1. 「それにこの頃では生意気になって、大人に腹を立たせますよ」「いや馬鹿と鋏は使いようだ」(三遊亭円朝 落語・にゅう)
  2. 馬鹿と鋏は使いようというから、使えない部下ばかりだと嘆く君に采配する力が無いことが問題なんだよ。