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「忠実」の意味と使い方や例文!「誠実」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
忠実

【読み方】
ちゅうじつ

【意味】
①まごころをこめてよくつとめること。また、そのさま。
②内容をごまかしたり省略したりせずそのままに示すこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「忠」は「まこと。まごころ。まじめ。」
「実」は「まごころ。まこと。」

【類義語】
実直、忠義、勤勉、忠誠

【対義語】
不実

忠実(ちゅうじつ)の使い方

ともこ
健太くんの愛犬は飼い主に忠実ね。
健太
僕のいうことしか聞かないんだよ。
ともこ
きっとできの悪い飼い主が心配なのね。
健太
ひどいな。

忠実(ちゅうじつ)の例文

  1. 忠実な部下を持った私は幸せ者だ。
  2. 昭和の街並みを忠実に再現する。
  3. 原文に忠実な翻訳を心がける。
  4. 忠実に履行する。
  5. 自分の信条に忠実に生きる。

「忠実」と「誠実」との違いは?

忠実」に似ている語に「誠実」があります。

誠実」は私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。

をいいます。

忠実」と「誠実」はまごころをもってという点が同じです。しかし、「忠実」には、内容をごまかしたり省略したりせずそのままに示すという意味があり、「誠実」にこの意味はありません。

また、「忠実」は特定の対象に対してまごころをもってつとめることをいいますが、「誠実」は不特定多数に対してまごころをもって対するこという点も違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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