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「不精」の意味と使い方や例文!「不精者」「筆不精」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
不精

「無精」「無性」とも書く。

【読み方】
ぶしょう

【意味】
からだを動かして物事をするのを面倒くさがること。また、そのさま。身だしなみに頓着 (とんちゃく) しないさまなどにもいう。

【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「精」は「雑念がなくひたすらはげむ。」

【類義語】
怠慢、怠惰、怠る

【対義語】
忠実

不精(ぶしょう)の使い方

ともこ
健太くん。コンサートのチケットがあるんだけど行く?
健太
いいね。CDよりも生演奏の方がいいと思ってはいるんだけど、不精者だからなかなかコンサートに行くことができずにいたんだ。
ともこ
絶対に聴きに来てよかったと思える演奏会よ。
健太
折角だから一緒に行くよ。

不精(ぶしょう)の例文

  1. 不精して、毎日夕飯を宅配で済ましている。
  2. 健太くんは不精なので、LINEの返事がほぼない。
  3. 不精してシートベルトを締めなかったら、事故で大変な目にあった。
  4. 休みの日は不精を決め込んでずっと家にいた。
  5. 不精して風呂に入らなかった。

「不精者」「筆不精」とは?

不精」を用いた語に「不精者(ぶしょうもの)」「筆不精(ふでぶしょう)」があります。

不精者(ぶしょうもの)

不精者」は「何をするにも面倒くさがる人。ものぐさな人。

という意味です。

「普段は不精者の健太くんが甲斐甲斐しく世話をしてくれた。」というように使います。

筆不精(ふでぶしょう)

筆不精」は「面倒がって手紙や文章などをなかなか書こうとしないこと。また、そのさまや、そのような人。

という意味です。

筆不精でつい義理を欠く。」というような使い方をします。

対義語は「筆忠実 (ふでまめ)」です。