【二字熟語】
陳腐
【読み方】
ちんぷ
【意味】
①古くなってくさること。
②ふるくさいこと。ありふれていて平凡なこと。
【語源・由来】
「陳」は「ふるい。」「腐」は「くさる。くちる。古い。古くさい。古くて役にたたない。」という意味。「陳腐」は「古くなってくさること」という意味から転じて「ふるくさいこと。ありふれていて平凡なこと。」という意味。
【類義語】
平凡、凡庸、古くさい、月並み、時代遅れ、マンネリ、ありふれた、なんの変哲も無い
【対義語】
新奇、斬新、新鮮
「陳腐な発想」とは?
「陳腐」は、「陳腐な」という形で「陳腐な発想」というように使われます。
「陳腐な発想」とは、「ありふれていて平凡な発想」という意味です。
他にも「陳腐な言葉」「陳腐なドラマ」「陳腐な傾向」という使い方をします。
いずれも「ありふれて平凡な~」という意味です。
「陳腐」はその意味から、悪い意味の言葉として使います。
陳腐(ちんぷ)の使い方
ともこなんて陳腐な名前だと思っていたんだけど、そうじゃないってわかったの。
何かあったの。
お父さんが、友達に恵まれますようにっていう思いを込めてつけてくれたんですって。
愛がこもっているんだね。
陳腐(ちんぷ)の例文
- 気の利いたことを言いたいのに陳腐な表現しか思いつかなかった。
- ベッドタウンは延々住宅が建ち並び陳腐な光景だった。
- 健太くんの第一声は、陳腐きわまる言葉だった。
- 陳腐なストーリーで出演している俳優陣がかわいそうだった。
- 陳腐化せず市場価値が下がらないデザインなんて最高だ。