【二字熟語】
実情
【読み方】
じつじょう
【意味】
①物事の実際の事情・情況。
②(実情)偽りのない心情。真情。まごころ。
【語源・由来】
「実」は「そらごとでない。本当。本当の事柄。」
「情」は「ありさま。ようす。」
【類義語】
事情、実態
実情(じつじょう)の使い方
被災地にボランティアに行った従兄弟から写真が届いたんだよ。
こんなに悲惨なことになっているのね。
被災地の実情を広く訴える必要があるよ。
この写真を使って実情を訴え、復興資金を募りましょう。
実情(じつじょう)の例文
- 表向きはそうなっているが、実情はこうだ。
- 苦しい実情を訴える。
- 実情を吐露する。
- 南米の実情に通じている人を探してほしい。
- 好転する見込みと言っているが、実情ではむしろ悪化している。
「実情」と「実状」の違いは?
「実情」と同じ読み方の語に「実状」があります。
「実状」は
①本来の姿。
②実際のありさま。
という意味です。
「実情」と「実状」は、実際のありさまをいう点は同じです。
しかし、「実情」がまことの心をいうのに対して、「実状」は本来の姿をいう点が違います。
これは「情」と「状」の漢字の意味の違いです。