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「師事」の意味と使い方や例文!「師事を乞う」は誤用?(類義語・対義語)

【二字熟語】
師事

【読み方】
しじ

【意味】
師として尊敬し、教えを受けること。

【語源・由来】
「師」は「人を教え導く人。先生。」
「事」は「師として尊敬し、教えを受けること。」

【類義語】
入門

【対義語】
指摘、指示、指導

師事(しじ)の使い方

ともこ
この曲良いわね。
健太
この曲を作った人は、著名なあの作曲家に師事していたんだって。
ともこ
そういえば雰囲気が似ているわね。
健太
才能ある作曲家がまた世に現れたね。

師事(しじ)の例文

  1. 絵の道を志し、ピカソに師事したことがあった。
  2. 人に師事せず独学で学びました。
  3. 師事していた先生の影響で作詞に興味を持ちました。
  4. 彼は、僕は最初に師事した先生です。
  5. 仕事をしながら、夜は彼女に師事して演技を学びました。

「師事を乞う」は誤用?

師事」を用いた語に「師事を乞う(しじをこう)」という表現をよく見かけます。

師事を乞う」は、誤用です。

教えを乞う」または「教示を乞う」と混同した言葉と考えられます。

乞う」の意味は、ここでは、「他人に、物を与えてくれるよう求める。また、何かをしてくれるよう願う。」という意味です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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