悪習の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
悪習
【読み方】
あくしゅう
【意味】
悪い風習。悪い習慣。悪弊。
これは、自分の行動が社会に与える影響を考え、良い習慣を身につけることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
悪い風習の意。
【類義語】
悪風、悪弊、弊風、弊習、陋習
【対義語】
美風、良俗
悪習(あくしゅう)の解説
「悪習」っていう言葉は、悪い風習や習慣を指すんだよ。
これは、社会的にまたは個人的によくないと思われる行動や慣習のことを言うんだ。たとえば、いつも遅刻するという個人の悪い習慣や、小さなコミュニティで行われる、人々を不公平に扱うような悪い風習とかさ。
「悪習に染まる」っていうのは、自分がその悪い風習や習慣に影響を受けて、それを自分の行動に取り入れてしまうことを表しているんだよ。
だから、「悪習」っていう言葉を聞いたら、自分の行動を見つめ直したり、自分が属するコミュニティの風習を考え直すきっかけにもなるかもしれないね。
悪習(あくしゅう)の使い方
悪習(あくしゅう)の例文
- 悪習に染まる。
- 悪習を改める。
- 悪友のせいで悪習が身についた。
- 日本には、男尊女卑という悪習がある。
- 喫煙の悪習をやめる。
悪習の文学作品などの用例
- ・・・「悪習は除去すべきである。本郷区千駄木町五十、吉田潔。」 月日。・・・ 太宰治「虚構の春」
- ・・・この悪習は忽必烈が厳禁してやっと止まったとある。 この地方の人は・・・ 寺田寅彦「マルコポロから」
- ・・・きは、家に男尊女卑の悪習を醸して、子孫に圧制卑屈の根性を成さ・・・ 福沢諭吉「日本男子論」
「悪習」と「悪風」の違いは?
「悪習」と似ている語に「悪風(あくふう)」があります。
「悪風」は、
①悪い風俗や習慣。
②害をもたらす風。暴風。
という意味です。
「悪習」も「悪風」も、悪いならわしをいいます。
「悪習」は、社会的な習わしだけでなく、個人的なものにもいいますが、「悪風」は、社会的なものに関してのみいう点が違います。
「悪習」は特定のグループやコミュニティ内で定着してしまった悪い習慣や風習を指すことが多い。それに対して、「悪風」はより広範囲、つまり社会全体で広まってしまった悪い風俗や習慣を指すことが多いんだ。
また、「悪風」はもう一つの意味として、害をもたらす風、つまり暴風という意味もあるよ。
それに対して、「悪風」はもっと広い範囲、社会全体で広まった悪い習慣や風俗、または物理的な害をもたらす風を指すんやな。似てるけど、使う場面や意味合いが違うんやな、これは。
つまり、良くない行為が繰り返されて、それが普通になってしまっている状態を表しているんだ。