【二字熟語】
倍旧
【読み方】
ばいきゅう
【意味】
前よりもいっそう程度を増すこと。
【語源・由来】
「倍」は「ます。ふやす。」
「旧」は「もと。むかし。過去。」
【類義語】
加える、増える
倍旧(ばいきゅう)の使い方
健太くん。優勝できて良かったわね。
ともこちゃんが支えてくれたおかげだよ。
私は何もしていないわよ。
今後とも、倍旧のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
倍旧(ばいきゅう)の例文
- むせぶような叫びは風になぎられる森林の悲鳴で、その瞬間水音は少しばかりかき消されるが、まもなく倍旧の響きを立てて応じて来る。(細井吉造、二つの松川)
- きょうが日まで刃妖左膳の隻腕にあって、幾多の人の血あぶらに飽き剣鬼の手垢に赤銅のひかりを増した利刀乾雲丸が、今宵からは若年の剣士諏訪栄三郎のかいなに破邪のつるぎと変じて、倍旧の迅火殺陣の場に乾雲独自のはたらきを示そうとしているのだ。(林不忘、丹下左膳)
- まことにこの森林の子、ゲルマン族の偉らさは、敗けて敗けず、むしろ焦土から倍旧の美しい、化学や芸術の花を咲かせて、敵国に復讐し、己れ甦生する所にある。(国枝史郎、独逸の範とすべき点)
- 何卒倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 本年も倍旧のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
「倍旧のご高配」「倍旧のご厚情」とは?
「倍旧」を用いた表現に「倍旧のご高配(ばいきゅうのごこうはい)」「倍旧のご厚情(ばいきゅうのごこうじょう)」があります。
どちらもビジネスで、取引先への挨拶状などの締めくくりのフレーズとして使われます。
「倍旧のご高配」とは?
「倍旧のご高配」とは、よりいっそうの配慮という意味です。
【例文】
- 何卒相変わらず倍旧のご高配を賜りますよう、お願い申し上げます。
- 今後とも倍旧のご高配を賜りますよう、お願い申し上げます
「倍旧のご厚情」とは?
「倍旧のご厚情」とは、よりいっそうの厚いなさけという意味です。
【例文】
- 今後とも倍旧のご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます
- 引き続き倍旧のご厚情をいただけますと幸甚です。