【二字熟語】
便益
【読み方】
べんえき
【意味】
都合がよく利益のあること。便利。
【語源・由来】
便利で利益がある意。
【類義語】
利益
便益(べんえき)の使い方
あの路線が廃止になるんだって。
通学の学生くらいしか乗っていなかったもんね。
あの路線が無くなると学生は困るよ。
未来ある若者たちの学びのために、社会的便益を持つ路線は国が何とかしてほしいわよね。
便益(べんえき)の例文
- 人は新たに得られる便益よりも、失うもののほうがつらい。
- 居住者に出来る限りの幸福を与えるような、便益さが意図されるだろう。(豊島与志雄 文学精神は言う)
- 文学は独立の思想を維持する人のために、もっとも便益なる隠れ場所であろうと思います。(内村鑑三 後世への最大遺物)
- 競技場の建て替えにあたって、住民の便益となるよう防災拠点としての活用を提案した。
- 灌漑事業は大きな便益をもたらすが、看過できない悪い影響も多い。
「便益」と「利益」の違いは?
「便益」に似ている語に「利益(りえき)」があります。
「利益」とは、
①利すること。利得。もうけ。とく。
②ためになること。益になること。
という意味です。
「便益」は、「利益」があり、なおかつ便利であるという意味です。
「利益」には、便利という意味がありません。