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「便益」の意味と使い方や例文!「利益」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
便益

【読み方】
べんえき

【意味】
都合がよく利益のあること。便利。

【語源・由来】
便利で利益がある意。

【類義語】
利益

便益(べんえき)の使い方

健太
あの路線が廃止になるんだって。
ともこ
通学の学生くらいしか乗っていなかったもんね。
健太
あの路線が無くなると学生は困るよ。
ともこ
未来ある若者たちの学びのために、社会的便益を持つ路線は国が何とかしてほしいわよね。

便益(べんえき)の例文

  1. 人は新たに得られる便益よりも、失うもののほうがつらい。
  2. 居住者に出来る限りの幸福を与えるような、便益さが意図されるだろう。(豊島与志雄 文学精神は言う)
  3. 文学は独立の思想を維持する人のために、もっとも便益なる隠れ場所であろうと思います。(内村鑑三 後世への最大遺物)
  4. 競技場の建て替えにあたって、住民の便益となるよう防災拠点としての活用を提案した。
  5. 灌漑事業は大きな便益をもたらすが、看過できない悪い影響も多い。

「便益」と「利益」の違いは?

便益」に似ている語に「利益(りえき)」があります。

利益」とは、
①利すること。利得。もうけ。とく。
②ためになること。益になること。

という意味です。

便益」は、「利益」があり、なおかつ便利であるという意味です。

利益」には、便利という意味がありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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