【二字熟語】
凡手
【読み方】
ぼんしゅ
【意味】
①平凡な腕前。また、その人。
②碁・将棋などで、つまらぬ手。
【語源・由来】
「凡」は「一般的で特に目立たない。普通。」
「手」は「てなみ。うでまえ。やりかた。」
【類義語】
緩手、悪手
【対義語】
名手、好手、妙手、最善手
凡手(ぼんしゅ)の使い方
健太くん。この知恵の輪を解いてみてよ。
凡手の僕には無理だよ。
解き方を知れば、意外と単純なんでしょうね。
天才だったら、ぱぱっと思いつくんだろうね。
凡手(ぼんしゅ)の例文
- 愛しているを月がきれいですねと訳した夏目漱石は、凡手ではなく妙手だ。
- 一手の誤りもなく隙をついて来る彼は凡手ではない、いったい何者だ。
- この四種のワインを飲み比べるのは、凡手の及ぶところではない。
- ともこちゃんの字には、凡手ならざるものがある。
- ともこちゃんのアイディアを聞くと、到底凡手の自分ではかなわないと感服する。
「凡手の業ではない」とは?
「凡手」を用いた表現の一つに「凡手の業ではない」があります。
「凡手の業ではない」とは、群を抜いて素晴らしい、素晴らしく腕が立つという意味です。
【例文】
- バラバラだった組織をここまでまとめ上げるのは、凡手の業ではない。
- この作品は作者未詳とされるが、凡手の業ではない。
- この花の生け方は、凡手の業ではない。